ポール・ダノとマーク・ラファロ目当て。
同じ監督の「アダプテーション」面白かったし。
予告の音楽と雰囲気も良かったし。
現実の家族関係に不満で家を飛び出したマックスが偶然たどり着いたかいじゅうたちの世界。
みんなでかいじゅうダンスをして、マックスが王様になって、みんなで住む家を造って…と、てっきりトトロ的なほのぼの映画だと思っていたんですが、その後の現実的でシビアな展開に驚きました。
かいじゅうたちのいるところは、理想郷ではありません。現実の人間社会の写し絵のような悲しいこと嫌なことがある世界で、かいじゅうたちも悩みを抱え、乗り越えようともがいています。
決して楽観的ではないものの、ほんのりと希望を感じさせるラストが胸に刺さりました。
かわいらしいかいじゅうたちと少年が主人公ということで、子供向けと思いがちですが、実は大人向け映画です。子供のころマックスのようなフラストレーションを抱えていた大人には、胸に来るものがあるんじゃないかと思います。
悲しいストーリーだし、人を選ぶかもしれませんが、良作だと思います。
目当てのポールは、吹き替えでもいじめられっ子なナードキャラ。よく似合ってた
マーク・ラファロの出演は一瞬すぎて驚いた(笑)
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